沖縄には、思わず息をのむような絶景スポットや、雄大な自然を満喫できる観光地が数多くあります。そのため、「愛犬と一緒にドライブを楽しみたい！」と考えている飼い主様も多いのではないでしょうか。

今回は、沖縄で愛犬とドライブを楽しみたいとお考えの飼い主様に向けて、おすすめのルートや快適に過ごすためのポイントをご案内します。

■目次
1.沖縄で愛犬とドライブする際の準備
2.ドライブ中の注意点
3.沖縄で愛犬と巡るおすすめドライブルート5選
4.獣医師からのアドバイス
5.まとめ

 

沖縄で愛犬とドライブする際の準備

愛犬と沖縄の美しい景色を満喫するためには、楽しく安全に過ごせるよう事前準備がとても大切です。以下に、持ち物リストと注意点をまとめましたので、出発前にぜひ確認してみてください。

＜必ず用意しておきたい持ち物リスト＞
・首輪、ハーネス：愛犬が脱走しないための基本アイテムです。しっかり装着しましょう。
・リード：観光地や休憩中に必須です。丈夫なものを選ぶと安心です。
・キャリー、クレート：移動中の安全確保に欠かせません。車内でも愛犬が落ち着ける空間を作れます。
・食べ慣れているおやつ：緊張を和らげるためや、ちょっとしたご褒美に役立ちます。
・飲料水（給水ボトルが便利）：沖縄の気候は暑いため、水分補給を忘れずに行いましょう。
・ビニール袋：排泄物の処理用に。マナーを守って気持ちよく過ごしましょう。
・ペットシーツ：万が一のときや、休憩中のトイレ用に便利です。

 

＜さらに持っていると安心なアイテム＞
・迷子札：万が一愛犬が迷子になった場合に備えて。名前と連絡先を記載しましょう。
・ワクチン接種証明書のコピー：ドッグランや宿泊施設の利用時に必要な場合があります。
・酔い止めの薬：車酔いしやすい犬には、事前に動物病院で相談して用意をしておきましょう。
・おむつやマナーベルト：長距離ドライブの際に役立つアイテムです。

 

ドライブ中の注意点

ドライブ中は思わぬケガや病気が発生する可能性が高いため、以下に注意しながらドライブを楽しむようにしましょう。

・事故の予防
車内では、愛犬が飛び出したり、急ブレーキで落下したりする可能性があります。そのため、必ずキャリーやクレートを使用して、安全に過ごせる環境を整えましょう。また、キャリーやクレートは座席にしっかり固定しておくと、さらに安心です。

・こまめな休憩
ドライブ中は、1時間に1回を目安にこまめに休憩を取りましょう。休憩中に水をあげたり、外に出て軽く散歩したりすることで、愛犬のストレスを軽減できます。
特に車に酔いやすい場合やドライブに慣れていない場合は、もう少し短い間隔で休憩を取ると安心です。

・熱中症対策
沖縄は冬でも日差しが強いため、年間を通じて熱中症対策が必要です。こまめな水分補給を心がけ、車内の温度を快適に調節しましょう。
特に暑い夏場は、クールマットや携帯扇風機を活用すると効果的です。また、駐車中に愛犬を車内に残さないように注意してください。

・車酔い対策
ドライブの直前に食べ物を口にすると車酔いしやすくなります。そのため、食事はドライブの2〜3時間前に済ませるようにしましょう。
また、車用の芳香剤で車酔いしてしまうケースもあります。そのため、愛犬とドライブをする際は、芳香剤は置かないようにしましょう。
それでも車酔いしてしまう場合は、事前に動物病院で酔い止めの薬を処方してもらいましょう。

 

ただし、どんなにしっかりと事前準備をして細心の注意を払っていても、事故や病気を完全に防ぐことはできません。そのため、ドライブ先で受診できる動物病院などの情報を事前に調べておき、緊急時にすぐに対応できるようにしておきましょう。

 

沖縄で愛犬と巡るおすすめドライブルート5選

愛犬と一緒に沖縄の魅力を存分に味わえるドライブルートを5つ厳選しました。各コースのスポットごとに、ペット同伴の可否やおすすめの過ごし方を詳しくご紹介します。

 

１．本部半島コース
美ら海水族館周辺→備瀬のフクギ並木・エメラルドビーチ→熱帯ドリームセンター

＜美ら海水族館＞
Okinawa Churaumi Aquarium

無料駐車場：◯
ペット同伴：△

館内に連れて行くことはできませんが、小型犬であれば、イルカショーや給餌体験を一緒に楽しむことができます。

↓　移動時間：7分（1.4km）

 

＜備瀬のフクギ並木・エメラルドビーチ＞
Bise-Fukugi Tree Road

無料駐車場：◯
ペット同伴：◯

写真映えするスポットとしても人気があり、沖縄の昔ながらの風景を楽しむことができます。付近のペット同伴OKのカフェで休憩をしながら、ゆったりとお散歩が楽しめます。
さらに、徒歩約5分の場所にはエメラルドビーチもあるため、コバルトブルーに輝く海を眺めながら、遊歩道でのんびりお散歩するのはいかがでしょうか。

↓　移動時間：12分（4km）

 

＜熱帯ドリームセンター＞
Tropical Dream Center

無料駐車場：◯
ペット同伴：△

小型犬であれば同伴ができます。園内にはランや熱帯地域ならではの珍しい植物が展示されており、愛犬との写真撮影にもぴったりのスポットがたくさんあります。
また、遠見台に上がれば、園内と青い海を一望することができ、特別なひとときを楽しめます。

 

２．古宇利島コース
古宇利大橋→古宇利島→わんさか大浦パーク

＜古宇利大橋＞
Kouri Big Bridge

無料駐車場：◯
ペット同伴：◯

古宇利大橋は沖縄で最も長い橋で、まるで海の上を散歩しているような気分を味わえる人気スポットです。透き通る青い海を眺めながら、愛犬とのお散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ただし、橋を徒歩で渡り切るには片道20分ほどかかるため、途中で引き返すプランがおすすめです。無理のないペースで、愛犬との時間を満喫してください。

↓　移動時間：4分（2km）

 

＜古宇利島＞
Kouri Island

古宇利島は小さな島なので、車で一周するのに15分ほどしかかかりません。島の北側にあるティーヌ浜には「ハートロック」と呼ばれる人気の写真スポットがあります。愛犬と一緒にぜひ立ち寄り、思い出に残る写真を撮影してみてはいかがでしょうか。

↓　移動時間：30分（21km）

 

＜わんさか大浦パーク＞
Wansaka Oura Park

無料駐車場：〇
ペット同伴：△

やんばるの森と大浦湾を一望できる絶景のロケーションが魅力の直売所です。リードを付けていれば、店外のスペースで愛犬と一緒に過ごすことができます。

 

３．南部周遊コース
知念岬公園→あざまサンサンビーチ→玉泉洞

＜知念岬公園＞
Cape Chinen Park

無料駐車場：◯
ペット同伴：◯

太平洋を一望できる知念岬公園は、思わず息をのむような絶景が広がるスポットです。公園内には遊歩道が整備されており、海風を感じながら愛犬と一緒に心地よいお散歩が楽しめます。

↓　移動時間：4分（1.6km）

 

＜あざまサンサンビーチ＞
Azama Sun Sun Beach

無料駐車場：✕（有料駐車場あり）
ペット同伴：△

ビーチの駐車場側や道路側の歩道では、愛犬と一緒にお散歩を楽しむことができます。
透明度の高い沖縄の海を眺めながら歩けば、贅沢で穏やかなひとときを過ごせるはずです。愛犬との特別な思い出作りにぴったりのスポットです。

↓　移動時間：22分（13.5km）

 

＜玉泉洞＞
Gyokusendo Cave

無料駐車場：◯
ペット同伴：◯

おきなわワールド内にある玉泉洞は、国内最大級のスケールを誇る鍾乳洞です。リードを付けていれば、愛犬と一緒に洞窟内を散策することができます。

 

４．やんばるコース
東村→大石林山→辺戸岬

＜東村＞
Higashi-son Fureai Hirugi Park
Sunrise Higashi

沖縄本島北部の東海岸に位置する東村は、自然豊かなエリアです。マングローブを間近で楽しめる「東村ふれあいヒルギ公園」では、愛犬と一緒にのんびり散策ができます。
また、道の駅「サンライズひがし」では、新鮮な地元の食材を購入したり、休憩したりするのにぴったりです。

↓　移動時間：49分（39km）

 

＜大石林山＞
Daisekirinzan

無料駐車場：〇
ペット同伴：△

地殻変動によって石灰岩が地表に現れてできた大石林山は、長い年月をかけて雨風に侵食された奇岩や巨石が連なる、自然の迫力を感じられる場所です。
ガイドツアーや屋内施設には同伴はできませんが、一般の散策路では愛犬と一緒に歩くことが可能です。

↓　移動時間：5分（2.4km）

 

＜辺戸岬＞
Cape Hedo

無料駐車場：〇
ペット同伴：〇

辺戸岬は、沖縄本島の最北端に位置する壮大な岬です。隆起したサンゴ礁が作り出す断崖絶壁には、力強い波が打ち寄せ、そのしぶきが崖の上まで届く迫力ある景色が広がります。
大海原を一望できる県内屈指の絶景スポットで、愛犬と一緒に自然の雄大さを感じられる場所です。

 

５．西海岸サンセットコース
残波岬→渡具知ビーチ→北谷公園サンセットビーチ

＜残波岬＞
Cape Zanpa

無料駐車場：〇
ペット同伴：〇

沖縄本島最西端に位置する残波岬は、高さ30mの断崖が約2kmにわたって続く壮大な景観が魅力のスポットです。
岬の北側は海岸国定公園「残波岬公園」として指定されています。遊歩道があり、愛犬と一緒に海風を感じながらお散歩を楽しむことができます。

↓　移動時間：20分（11km）

 

＜渡具知ビーチ＞
Toguchi Beach

無料駐車場：〇
ペット同伴：〇

泊城公園内にある渡具知ビーチは、愛犬と一緒に自由に楽しめる貴重なビーチです。広がる白い砂浜と透き通った青い海は、まさに南国の楽園そのもの。特に、東シナ海に沈む夕日は圧巻で、写真映えスポットとしても人気です。

↓　移動時間：43分（18km）

 

＜北谷公園サンセットビーチ＞
Chatan Park Sunset Beach

無料駐車場：〇
ペット同伴：△

砂浜（石段より下）には愛犬を連れて行くことはできませんが、美しい海を眺めながら遊歩道でのんびり散歩を楽しむことができます。
名前のとおり、ここは沖縄でも有数のサンセットスポットで、夕日に染まる景色は格別です。周辺にはペット同伴可能な飲食店が数多くあり、散歩の後に愛犬と一緒にディナーを楽しむのもおすすめです。

 

獣医師からのアドバイス

長時間のドライブは愛犬の体にストレスを与える可能性があります。そのため、こまめに休憩や給水を行い、体調に変化がないかよく確認しましょう。

また、以下のような症状が見られる場合、車酔いをしている可能性があります。

・落ち着きがなくなる
・あくびが増える
・よだれが増える
・体が小刻みに震える
・呼吸が荒くなる
・嘔吐する

これらの症状を確認したら、すぐに車を停めて愛犬を休ませましょう。それでも体調が回復しない場合は、無理をせず、早めに動物病院を受診してください。

 

まとめ

沖縄には、エメラルドグリーンの海、やんばるの豊かな自然、美しいサンセットなど、愛犬や愛猫と一緒に楽しめるドライブコースがたくさんあります。
ただし、施設によってはペット同伴に関するルールが定められている場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

また、安全で楽しいドライブにするためには、事前準備や愛犬の健康観察を欠かさず行いましょう。それでも、どんなに準備をしていても予期せぬ事態が起こる可能性はあります。
万が一のときに慌てず対応できるよう、緊急時に連絡できる動物病院のリストを作成しておくと安心です。

 

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